19年ラグビーW杯日本代表FB松島幸太朗(27=サントリー)が19日、今夏にフランス1部クレルモンへ移籍する決意を語った。

元日本代表WTB山田章仁(34)が企画したオンライントークイベントに参加。松島は移籍に向け「やり通す強い気持ちを持って決めた。やるからにはやりきる。結果を出してくる」と意気込みを示した。

過去に世界最高峰のスーパーラグビーのワラタスやレベルズ(ともにオーストラリア)にも挑戦した。「違う世界を見たい」との思いで、23年W杯開催国を新天地に選んだ。22年6月までの2年間契約で、今月末でサントリーを退団する。これまでの海外挑戦とは気持ちも異なり、覚悟を決めて臨む。フランス最高峰トップ14の名門で戦い抜くためにも、パスの技術向上を課題に挙げ、FBやWTBの他にも、CTB挑戦の意欲を示した。

今季トップリーグは、新型コロナウイルスの影響で2月末の第6節までで中止。例年9月開幕のトップ14の日程も不透明で、現在は自宅でフィットネスバイクをこいだり、フランス語学習などに取り組んでいる。27歳のトライゲッターは前だけを見据え、準備を続ける。【峯岸佑樹】