新型コロナウイルスの影響で、生活様式から変革が求められる中、ルーキーが第1歩を踏み出した。

ラグビーで19~20年シーズンのトップチャレンジリーグ(トップリーグ2部相当)で優勝を飾った近鉄が2日、大阪・花園ラグビー場敷地内で練習を行った。

前日1日にチームとしてのトレーニングを再開。東海大から新加入のCTB小野木晃英(22)は「やっと先輩たちとトレーニングができる。早く吸収して、なじめるようにしたい」と意気込み、新型コロナウイルスの影響による“2カ月遅れ”の本格始動を喜んだ。

社員選手である小野木は、4月から会社の研修に参加し、自宅周辺でランニングをするなど、準備を進めてきた。大阪・大産大付高から進んだ東海大では主務と選手の“二刀流”でチームを支え、4年時の全国大学選手権では4強入りに貢献した。

現在は感染防止のため、練習は5~6人の7班に分かれて実施。制限の多いスタートだが「CTBは外国人が多いポジション。周りを生かすプレーで、チームと連係して動いていきたい」と持ち味を発揮していく。【松本航】