フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者、羽生結弦(25=ANA)が11日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止になったアイスショー「FantasyonIce(ファンタジー・オン・アイス)」の公式ツイッターに動画を寄せた。

五輪や世界選手権で活躍する一流スケーターが一堂に会すアイスショー。今年は日本人の出演予定者が発表される前の4月20日に、国内全公演の中止が決まっていたが、例年参加していた羽生が38秒のメッセージをファンに届けた。

「こんにちは、羽生結弦です。今年はファンタジー・オン・アイスで皆さんに会うことができず、とても寂しく思っています」

「今年の夏は、このような形になってしまったからこそ、よりいっそう、皆さんと一緒に、感染拡大の防止に努めながら、日々を過ごしていきたいと思います」

「そしてまた皆さんの前で、スケートができる時のために、僕自身も全力で努力を積み重ねていきます」

「どうか、お気をつけてお過ごしください」

「皆さんの心の中に少しの不安もなく、皆さんの前でスケートができることを祈っています」

今年は5月22日の千葉・幕張公演から開幕し、神戸公演、新潟公演をへて6月28日の静岡公演まで行われる予定だった。中国・上海公演だけは延期と発表されている。