20年シーズン限りで神戸製鋼を退団し、ブルーズに加わった元NZ代表の世界的SOダン・カーター(38)が、給水係として“新天地デビュー”を果たした。

開幕節のメンバーからは外れたが、満員となった本拠地に姿を見せ、仲間をサポートした。

カーターは2年前の18年夏、神戸製鋼加入時もトップリーグ(TL)の開幕戦で給水係を務めた。その際には神戸製鋼のデーブ・ディロン・ヘッドコーチが「給水係としての動きを見る限り、ランニングのスピードはなかったね」と冗談を飛ばしつつ「彼はワールドクラス。コンディションさえ問題なければ、誰よりもゲームの理解力はあるので大丈夫だ」と歓迎していた。その後は第3節でTLデビューを果たし、15季ぶりのTL優勝に貢献した。

この日は19年W杯日本大会のNZ代表FBボーデン・バレット(29)が、ブルーズでのデビューを飾り、開幕戦で白星を手にした。カーターが選手としてピッチに立つ時には、NZが誇る世界的スターの豪華共演に注目が集まりそうだ。