7人制日本代表として東京五輪出場を目指していた福岡堅樹(27=パナソニック)が14日、五輪挑戦断念を決めた裏側を明かした。

オンラインで記者会見に臨み、7人制日本代表からの引退を正式表明。3月に五輪の1年延期が決まった時点で、岩渕健輔ヘッドコーチ(44)と話し合ったという。「選手個人としての人生を応援する、と直接言ってくれました。この選択をする上で、後押しになっています」と感謝した。

4年前の16年リオデジャネイロ五輪では4位入賞。周囲から、多くの慰留があったというが「自分の人生。自分で決めたことをやりぬきたい。すごくうれしい思いはあったので、それはありがたいと思いましたが、自分の決心は揺らぎませんでした」。医者志望のスピードスターは、極めて冷静に決断を下した。