20年から欧州に活動拠点を移した14歳の女性ドライバー、Juju(野田樹潤)がデンマークF4のデビュー戦をポール・トゥ・ウィンで制した。

現地時間20日、新型コロナウイルスの影響で事実上の開幕戦となった「F4 Danish Championship」初戦に登場した。ユトラントドリンクのコースは1周2・3キロ。15分プラス1周で行われ、デビュー戦を制したJujuは自らのインスタグラムに「1度しかないデビューウィンというチャンスを得ることができました。本当にうれしいです」と思いをつづった。

Jujuは元F1ドライバーで父の野田英樹氏(51)らと1月に欧州へ旅立ち、デンマークを拠点としている。だが、コロナ禍で入学したインターナショナルスクールは3月上旬に1週間通っただけで、以降は休校。トレーニングジムも閉鎖されるなど、難しい状況下で準備を進めてきた。

1月のイベントでは「いろいろな壁にぶつかることは今の時点から分かっています。それと1つずつ向き合って、乗り越えたいです」と意気込んだ14歳。将来は「F1やいろいろなレースに出るのが夢」と青写真を描く。21日にも次戦が控えており、勢いをさらに加速させていく。