今月11日に引退会見を行ったバスケットボールBリーグ・アルバルク東京の正中岳城(35)の背番号7が球団初の永久欠番となることが分かった。22日、チームが発表した。

正中は兵庫・明石高から青学大を経て、07年に前身のトヨタ自動車に入団。JBL、NBL、Bリーグを通じてチーム一筋13シーズンで511試合に出場し、2382得点を挙げた。今季まで10シーズン主将を務め、17-18、18-19シーズンとチームをリーグ連覇に導くなど多くの功績を残した。

発表と合わせ「引退特設ページ」を開設。同サイトで正中は「私なりにこの競技とこのチーム、自分に与えられた役割に対して一生懸命に向き合うことを原動力として、全力でプレーすることに努めてきました。望むべきチャレンジと尊い機会、素晴らしい出会いにあふれた誇らしい時間を与えていただき、ありがとうございました」とコメントした。

来月1日付でトヨタ自動車に復職し、渉外広報本部に配属される予定。B1では数少ない“社員選手”でアマチュア契約を結び、プレーしていた。引退会見時には今後について「不安と楽しみの両方があるが、それはバスケをやるうえでも同じ」と意欲を見せていた。A東京の“レジェンド”となった正中は、来月から新たなステージで自分を高め、功績を残していく。