バスケットボールB2の仙台89ERSは1日、仙台市内で新シーズン本格始動に向けたキックオフミーティングを行い、日本人選手9人とチーム関係者含め34人が参加した。3季連続で主将を務めることが発表された月野雅人(31)は「今季こそ、何とかB2優勝、B1昇格して宮城県に明るい話題を届けたい」と力を込めた。

昨季はコロナ禍でリーグ戦が途中で打ち切られ、東地区首位もB1昇格を逃した。オフの補強ではB1でプレー経験を持つ187センチポイントガードの笹倉怜寿(22)と197センチパワーフォワードの鎌田裕也(30)で欠点だった日本人のサイズ不足を補った。就任3年目となる桶谷大ヘッドコーチ兼GM(42)は「今までで一番B1昇格、B2優勝に近い編成ができたと思う」と満足そうに話した。

今後は3日間のグループ練習を経て、13日から全体練習が始まる。外国人選手の合流は8月中旬に予定されている。また今季はメイン会場の仙台市だけでなく、名取市や塩釜市などを含めた県内6地区でホーム戦を開催することも発表された。【相沢孔志】