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今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2010年2月16日
2010年2月16日

10年2月、バンクーバー五輪フィギュアスケート男子SPの演技中にガッツポーズを見せる小塚崇彦


今日の出来事

女子シングルの恩田美栄(東海学園大職)が06-07年シーズン限りでの引退を表明した。(2006年)

愛知県名古屋市生まれ。5歳でスケートを始め、名門のグランプリ東海クラブで山田満知子コーチの指導を受けた。97年から全日本ジュニアで3年連続2位に入るなど頭角を現し、シニアでは01、02年4大陸選手権で3位。02年11月のボフロスト杯では日本女子として初めてグランプリ(GP)シリーズでの優勝を飾っている。

力強いジャンプが武器だった。競技人生で取り組み続けたのがトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、クラブの先輩である伊藤みどりさん以来の成功を目指す日々だった。


ソルトレークシティー五輪での恩田美栄の演技
ソルトレークシティー五輪での恩田美栄の演技

規程演技で17位と出遅れた02年ソルトレークシティー五輪では、フリーで開始直後に3回転半に挑んだ。回転が足りずに、着氷で両手をついたが、その果敢さで観客席をわかせた。3回転半以外は、すべてのジャンプを見事に決め、「自分らしく元気に滑れた」と笑顔で大会を終えた。

07年に現役を引退。08年からは「スペリオール愛知FSC」を立ち上げ、指導者として後進を育てている。