全国制覇58回の高校バスケットボール界の名門、能代工業(秋田県能代市)の名前が消えることが7日、正式に決まった。この日午後、開かれた秋田県議会で校名変更の条例案が可決・成立。来春、能代西と統合され、「能代科学技術高校」が新しい校名になる。

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能代工バスケットボール部の名将、故加藤広志監督と親交が深く、高校女子バレーボールで古川商(現古川学園)を10度日本一にした国分秀男元監督(76) 古川も田舎ですが、能代の厳しさは古川なんてものじゃありません。加藤さんが「陸の孤島」と話した、あの厳しく恵まれない環境で結果を残した能代工は、地方の高校生、指導者にとって夢と希望の象徴でした。東北を代表するだけでなく、全国を代表する学校です。何とか残してもらいたいと思っていました。統合する相手のこと、時代の流れを考えると、やむを得ないと思いつつも寂しいです。