B1新潟の20-21シーズン新体制会見が7日、アオーレ長岡で行われ、日本人選手9人がお披露目された。福田将吾監督(36)は、今季のスローガン「SYNERGY~Grow together~」のもと、アップテンポなバスケットでリーグ優勝を目指す。チームは8日から全体練習を開始。10月開幕に向け本格的にスタートする。

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福田監督は淡々とした表情のまま明言した。「今季は(リーグ規定で)B2降格はないが、それは関係ない。目指すのは日本一なので」。

昨季のメンバーから9人が退団し8人が加入。「最高の布陣」と自信をのぞかせる。掲げるのはアップテンポなバスケット。早い展開からシュートチャンスを増やすスタイルを目指す。「そのためには守備ができないとチャンスが作れない」と攻守一体を軸に据える。選手全員と個人面談を行い、自身の方針を伝え、選手の考えを聞いた。新型コロナウイルスの影響で、まだ来日できない3人の新外国人選手とも定期的にリモートで会話。相乗効果を意味するチームスローガン「SYNERGY」実践のため、積極的にコミュニケーションを取り、チームの土台作りを進めている。

8日からは全体練習を開始。外国人選手が合流次第、実戦形式に取り組めるよう準備する。「日本一の成績を残し、日本一のチーム、組織にしたい」。頂点にこだわる若き指揮官のもと、新生新潟が第1歩を踏み出した。【斎藤慎一郎】

▼新戦力コメント

◆SG佐藤公威(36)「初心に帰って、新潟のために、という気持ちで頑張る」

◆PG納見悠仁(23)「ルーキーらしくハッスルしたプレーをしたい」

◆PG柏倉哲平(25)「アグレッシブな守備、ルーズボール獲得で貢献する」

◆SF林翔太郎(24)「ランニングプレーとハードな守備で引っ張りたい」

◆SF大矢孝太朗(25)「アップテンポなバスケを体現したい」

○…主将のSF池田雄一(36)は「メンバーが大きく入れ替わった中、コミュニケーションを取っていく」。チーム最年長のPG五十嵐圭(40)は「新潟に来て5年目。今季もファン、そして新潟のために戦いたい」とそれぞれ抱負を語った。