八村塁(22)の所属する米NBAウィザーズ2選手が新型コロナウイルス陽性反応を示したことを9日(日本時間10日)、地元紙が報じた。

陽性が判明した選手はブライアントとペイトンの2人。チームは今月末から試合が行われるフロリダ州オーランド入りしているが、2選手は同行していない。他に、マシューズも個人的な理由で参加していないことが分かった。ウィザーズはすでにビールとベルタンスが故障などにより不参加を表明。左足アキレス腱(けん)断裂で今季不出場のウォールを含め離脱者は計6人となった。

ブライアントは今季38試合に出場し、1試合平均12・1得点、6・8リバウンド、1・9アシスト、ペイトンは29試合の出場で1試合平均3・9得点、2・8リバウンド、1・7アシスト。マシューズは18試合の出場で1試合平均5・4得点、1・3得点、0・6アシストだった。

チームはこの日、現地で4カ月ぶりの全体練習を行い、八村も参加。現在東地区9位のウィザーズは、8位マジックまで5・5差。残り8戦でプレーオフ進出の可能性をつなぎ留めるには、少なくとも4ゲーム差まで詰める必要がある。ただでさえ厳しい状況の上、主力含め、チームメートが次々と離脱。新人で41試合に出場した八村への負担はさらに大きくなった。