フィギュアスケートのペア女子選手で、18年ピョンチャンオリンピック(平昌五輪)にオーストラリア代表として出場したエカテリーナ・アレクサンドロフスカヤさんが出身国ロシアの首都モスクワで死亡した、と19日までにAFP通信などが伝えた。20歳だった。

コーチによると、モスクワ中心部にある建物6階の窓から転落死したという。同通信は、ロシア国内メディアの報道を引用。「愛している」と書かれたメモが残っていたことから「自殺の可能性が示唆されている」と報じた。

一方、英大衆紙サン(電子版)はロシアからの報道として「窓から転落して亡くなったが、原因は特定されていない」と伝えた。

アレクサンドロフスカヤさんはオーストラリアでハーレー・ウィンザー(23)とペアを組み、17年に世界ジュニア選手権で金メダルに輝いた。サン紙によると2人は「オーストラリアのフィギュア史で初めての世界王者だった」という。同国内では2度の優勝を果たしている。

アレクサンドロフスカヤさんは昨年、健康上の理由で第一線から離れ、今年2月には、たび重なる故障を理由に引退していた。