バレーボール男子代表の石川祐希(24=ミラノ)が21日、リモート囲み取材に応じ、代表合宿に参加している大学生から刺激を受けていると明かした。今回の合宿には、いずれもスパイカーで22歳の新井雄大(東海大)、19歳の大塚達宣(早大)、18歳の高橋藍(日体大)の3人が招集されている。石川は「レベルの差を感じない。非常にスキルが高く、同じポジションで切磋琢磨(せっさたくま)している」と若手の台頭を喜んだ。

先日取材に応じた中垣内監督が「(大学生たちは)石川を見るときの目が輝いている」と語っていたことを取材陣から伝えられると、日本のエースは「プレーヤーとして光栄。僕自身も刺激を受けています」。特に高橋のレシーブは印象に残ったようで、自身も技を盗みたいと貪欲だ。

コロナ禍で約3カ月間でボールを使ったトレーニングをせず、家での筋力トレーニングが中心だった。6月中旬から行われている代表合宿で徐々にコンディションを上げている。合宿は来月中旬まで行われる予定で「終わった後、どう高められるか」と先を見据える。プロ3季目を迎える新天地ミラノで、さらにレベルアップした姿を見せたいと意気込んでいる。【平山連】