秋田北鷹フェンシング部の3年生剣士は、後輩たちに全国4強の夢を託した。男子は今年1月に行われた全国選抜大会北海道・東北地区予選でフルーレ、エペの団体2冠。女子もサーブル準優勝で全国選抜(3月、宮城)アベック出場切符獲得も中止となった。

女子の鈴木有咲主将(3年)はコロナ禍が進路決断の契機にもなった。「理学療法士と思っていたのですが、コロナの中で頑張ってくれている医療関係者の方たちはすごいなと思った」。医療事務などの資格が取れる専門学校進学を志望する。中学まではバレーボール部だったが、入学時に「やっているところを見て格好良いと思った」と入部。「東北大会でのサーブル準優勝はうれしかったし、仲間との悔しさも部室でおしゃべりする楽しさも最高の時間でした」。23日の代替大会でも女子同期3人と笑い合う。