ラグビー女子15人制代表候補のオンライン合宿が27日、スタートした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で3カ月ぶりに実施された合宿はリモートとなり、カナダ出身のレスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC、39)は選手たちへ「活動以外はPC上から離れろ」と通達した。

この日は、FW24人が参加。通常合宿と同じように午前11時~午後9時までメニューが組まれ、フィジカルトレーニングや座学でゲーム理解などを深めた。

マッケンジーHCは「リモート形式だが、妥協せずにプログラムを決めた。コンタクト練習ができないのはつらいが、その分、より深掘りした議論が出来る。良いことも沢山ある」と前向きに受け止めた。

さらに、PCと長時間向き合うことから食事や休憩時などの活動以外は「PC上から離れること」を約束事に決めた。

女子15人制は、21年W杯ニュージーランド大会に向けて、今年5月にアジア予選が行われる予定だったが新型コロナの影響で延期に。今後の日程の見通しも立っていない。

南早紀(24=横河武蔵野アルテミ・スターズ)は「アジア予選が延期になっても、W杯出場という目標達成の思いは変わらない」。

指揮官も「今は自分たちでコントロールできるものを見据えてやる。こういった状況でも、やれることをやることが大切」と強調した。

オンライン合宿は、FWとBKに分かれて実施。FWは30日まで、BKは8月1日~4日まで行う。