東京五輪で卓球男子代表の張本智和(17=木下グループ)と水谷隼(31=同)が、9月14日に無観客で行われるTリーグ主催のオールスター戦に出場することが決まった。27日、同リーグが発表した。オールスター戦はクラウドファンディングで運営資金を集めており、目標額300万円のところ現在780万円を超える支援額が集まっている。

張本は「新型コロナにより試合が中止となる中で、試合ができる場を設けてくださったこと、クラウドファンディングでご支援いただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。

水谷は「参加できること、とても光栄に思います。私に残された競技人生はそう長くはありませんが、日々進化している自分のプレーを、多くの方の心に刻めるように精いっぱいのプレーをさせていただきます」とコメントした。

張本は五輪初出場となる東京大会で男子シングルス、団体戦の代表に選ばれている。水谷は16年リオデジャネイロ五輪で日本卓球史上初となるシングルスのメダル(銅)を獲得し、団体戦では銀メダルに輝いた。来夏に延期した東京五輪では、伊藤美誠と組む混合ダブルス、団体戦の2種目で代表に選ばれている。

オールスター戦は新型コロナウイルスの感染防止対策として無観客で行われる。これまで、同じく東京五輪で男子代表の丹羽孝希、今年1月の全日本選手権で初優勝した女子の早田ひならが参加を表明。伊藤は不参加となった。