全日本柔道連盟は28日、新型コロナウイルスの影響で自粛していた練習の再開に当たって定めた4段階の指針の改定版を発表した。各地域の感染者数にばらつきが出ている状況を考慮し、段階の移行に際して設けた数値基準を外した。

軽めの打ち込みができる第2段階は地域の多くの学校や部活動が再開され、チームに感染者と濃厚接触者がいないことが条件。実戦的な稽古の乱取りが可能となる第3段階に移るには拠点の学校や企業、その近隣で感染者の著しい増加がないことを求めた。

移行に際しては選手の所属先などが総合的に判断する。チーム内に感染者が出た場合は2週間の活動休止の後、相手と組まない第1段階に戻す。