ラグビーのトップリーグ(TL)神戸製鋼は31日、ニュージーランド(NZ)代表50キャップのSOアーロン・クルーデン(31)と、同84キャップを誇るBKベン・スミス(34)の加入を正式発表した。

クルーデンは11年、スミスは15年のワールドカップ(W杯)優勝に貢献。神戸製鋼は今年5月に世界的SOカーター、SHエリスの元NZ代表コンビが退団すると発表していたが、21年1月開幕予定のTL制覇へ大型補強が実現だ。

クルーデンは「神戸製鋼という誇り高いチームに加入できることに感謝しています。スタッフやチームメートたちとハードワークし、チームと会社に貢献したいと思っています」とコメント。スミスも「ここ数年のチームの成功は、コベルコスティーラーズが選手のパフォーマンスを引き出すことができる、ワールドクラスのラグビープログラムを保有していることを示していると思います。私自身は非常に競争心が高く、チームのために貢献できると自負しています。輝かしい歴史をさらに輝かせることができるように頑張ります」と決意を表明した。

今季のTLは新型コロナウイルスの影響により、第6節で打ち切り。それでも開幕から6戦全勝と、チームは常勝軍団としての土台を築いている。デーブ・ディロン・ヘッドコーチは「アーロンとベンの加入を心強く思います。両選手とも非常に才能豊かな選手であり、インターナショナルレベルでの実績と経験も申し分ありません。彼らの加入はチームの成長に良い影響を与えてくれると確信しています」と期待を込めた。