男子プロバスケットボールBリーグのアルバルク東京は2日、オンラインで新体制発表を行い、新主将に就任した日本代表の安藤誓哉(28)が「Bリーグで伝説のチームにしたい。優勝を目指して頑張る」と宣言した。

長きにわたって主将を務めてきた正中岳城は先日、現役を引退した。安藤は球団から新主将就任を打診されたさいの心境を「覚悟は決まっていた」と振り返り、「(A東京に加入後の)この3年間、オンコートでもオフコートでも正直にチームメートと接してきた。チームメートも僕も、お互いのことをよく知っている」とうなずいた。小学、中学、高校、大学でも主将を経験しており、チームをまとめる術は心得ている。「ぶれないキャプテンシーで1年を戦いたい。信念を貫き、優勝に向かってチームを引っ張っていく」と誓った。

3連覇を狙った19-20年シーズンは、リーグ最高勝率を残したものの、コロナ禍により打ち切りが決定。優勝チーム不在で幕を閉じた。10月開幕予定の新シーズンで、A東京はあらためて3連覇を目指す。

19-20年シーズンMVPに輝いた日本代表の田中大貴には、リーグ史上初の2季連続MVP獲得が期待される。「そこへの意識はまったくないが、チームがいい成績を出して、自分が貢献できればチャンスはある。いい準備をしていきたい」と田中。新シーズンに向けて「いまは大変な時期だが、自分たちが出来ることをやりつづける」と話した。

コロナ禍による入国制限で、パビチェビッチ監督は母国セルビアからビデオ出演。「目標は日本一になること。そのためにはまず、タフな東地区でプレーオフに進出することが条件」とメッセージを寄せた。