新潟中央との女子決勝戦、五泉は結束を固めて王座に輝いた。先鋒(せんぽう)・本間真琴(2年)が開始約3秒で決めた小手による一本を最後まで5人で守り抜き、1-0で勝利した。大将で主将の内藤美心(3年)は「今年初の対外試合で難しさがあった。途中チームがまとまらないこともあったが結果が出て良かった」と涙を流した。

全国高校総体団体戦で、昨夏の3位以上の記録を狙っていただけに新型コロナウイルスの影響による大会中止を受け入れることは難しかったと内藤は振り返った。それでも最後には笑顔。「3年生部員5人で最後にいい思い出ができた。後輩たちには練習から高い目標を設定して毎日を大切にしてほしい」とエールを送った。

男子は新潟商が新潟第一を破り、優勝した。【小林忠】