ウィザーズのルーキー八村塁(22)がサンダー戦に先発し、25分30秒の出場で11得点、8リバウンド、1アシストの成績で、2試合連続2桁得点となった。チームは序盤からリードを許す展開となり、再開後6戦全敗となった。八村は、「(連係プレーの)ピックアンドロールで相手にうまくやられた」と振り返った。

苦しい展開を強いられるなかでも、身体能力を生かしたプレーで奮闘した。第1クオーター(Q)残り約8分、リバウンド確保からの流れでシュートを沈めてこの試合で自身初得点。残り約5分には力強くゴール下へとアタックし、相手のファウルを受けながらシュート成功。直後のフリースローも決めた。

第2Q途中にも、リバウンドの競り合いからそのままシュートに持ち込むなどし、「今日は積極的に身体を張ってやれた」とうなずいた。

第3Qには得意のジャンプシュートを決めたが、点差が開いた第4Qでは出番が回ってこなかった。

ウィザーズは直前の試合でプレーオフ出場の可能性が完全になくなった。シーズン終了まで残り2戦。11日には東カンファレンス首位のバックス、13日には同3位セルティックスと対戦する。強豪との試合が控えるなかで、八村は「僕としてもチームとしても、シーズンをしっかり終わらせられれば」と話した。