九州などの各地を襲った7月の豪雨被害の復興支援を目的とした「柔道界チャリティーオークション」第2弾は23日夜、終了した。全日本柔道連盟(全柔連)の山下泰裕会長(63)が出品した柔道着が、過去最高の55万1000円で落札された。

熊本県出身の山下氏は被災地へのエールを込めて、柔道着に好きな言葉「挑戦」とサインを書いた。17日午後8時~23日午後10時までに84件の入札があった。第1弾の最高額は、男子代表井上康生監督(42)の黒帯で35万円だった。

その他、男子66キロ級で19年世界王者丸山城志郎(27=ミキハウス)の世界王者が背負う「赤ゼッケン」付き柔道着が29万1000円、男子代表重量級担当の鈴木桂治コーチ(40)の柔道着が28万3000円で落札された。

チャリティーオークションは、全柔連のアスリート委員会が企画した。オークションサービス「HATTRICK」を活用し、3週に分けて実施。第3弾は24日午後8時~30日午後10時まで行われる。東京五輪男子73キロ級代表の大野将平(28=旭化成)や同五輪女子52キロ級代表の阿部詩(20=日体大)ら総勢40人以上が協力し、収益の全額を被災地の柔道連盟などに寄付する。