バレーボールの国際大会、ワールドグランドチャンピオンズカップが廃止される見込みであることが4日、関係者への取材で分かった。4年に1度、各大陸王者などが集まり日本で開催されてきた。

ワールドグランドチャンピオンズカップは、国際バレーボール連盟(FIVB)公認の世界4大大会の1つ。4年に1度のオリンピック(五輪)の翌年に開かれてきた。1993年に初開催し「グラチャン」の愛称で親しまれて計7回行われた。日本代表の最高成績は男子が09年3位、女子が01年と13年に3位。直近の2017年大会で日本は男子が6位、女子が5位だった。主催する国際バレーボール連盟(FIVB)が今後理事会で承認すると、大会は廃止される。

「グラチャン」のほか、五輪前年に行われてきたワールドカップ(W杯)が廃止されるという一部報道について、日本バレーボール協会は4日に国際連盟の組織的な決定が行われたものではないと発表。5月の国際連盟の理事会で承認事項だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されているという。日本協会は取材に「詳しい情報はまだ入ってきていない」と述べた。

現時点で国際連盟の理事会前に開催承認されたのは、22年世界選手権(男子はロシア開催、女子はオランダとポーランドの共催)と毎年開催されるネーションズリーグ。