卓球Tリーグのオールスター戦が14日に行われるのを前に10日、出場する選手がオンラインで会見を行った。新型コロナウイルスの影響で、実戦は3月に行われたワールドツアー「カタールオープン」以来となる。東京オリンピック(五輪)男子代表の張本智和(17=木下グループ)は「卓球ファンの皆さまは半年間、卓球が見られなかったと思うので思う存分楽しんでほしい」と語った。

先日、国際卓球連盟(ITTF)が11月に男女W杯、12月にワールドツアーグランドファイナルを開催する、国際大会の再開日程を発表。11月にはTリーグも開幕し、オールスター戦を皮切りに徐々に卓球競技が日常に戻ってくる。

五輪女子代表の石川佳純(27=全農)は「新しい試合がやっとスタートできるのは選手にとって素直にうれしい。(大会環境などが)今までとは違った形、新しい形になるので受け入れて、選手も協力して試合に参加していくことで、東京五輪につながっていくと思う」と述べた。

張本は「国際大会が再開する喜びがある。まだ全選手が出るかどうか決まっていないので、どうせやるなら昔のように全世界の人が参加してやりたい」と希望を語った。

同男子代表の水谷隼(31=木下グループ)は「リラックスした半年間を過ごしたので11月からのハードな試合スケジュールに対応できるか不安だが、結果を残していきたい」と話した。