世界9位の大坂なおみ(22=日清食品)が、4大大会3度目の女王に王手をかけた。同41位のジェニファー・ブレイディ(米国)を相手に、激しいバトルを制し、7-6、3-6、6-3の2時間8分、フルセットで勝ち、全米では18年優勝以来2年ぶりの決勝進出を果たした。決勝では、元世界女王で同27位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と、12日(日本時間13日午前5時以降)に対戦する。対戦成績は大坂の2勝1敗。

   ◇   ◇   ◇

-最初から最後まで、とても高いレベルの試合だった

大坂 彼女(ブレイディ)は、全く(調子が)落ちてこなかった。ノーチャンスかと思った。

-どうやって気持ちを保ったか

大坂 相手が、少しもスキを見せないので、もう全力でプレーするしかなかった。楽しかったし、ハッピーだった。

-18年全米優勝から、何を学んだか

大坂 4大大会の決勝だけではなく、普通の大会からも、浮き沈みを経験しながら多くを学んだ。精神的に強くなったし、考え方も大きく違っている。

-コーチは、何と言って喜んでいるか

大坂 チーム全員がハッピーだって。本当にいい試合だったし、私がずっと安定した気持ちでいることを誇りに思うと言っていた。

-今回は、同じことをするルーティンはあるか

大坂 今回は、試合のない日に練習をしていない。でも、それで、足(左太もも)を守っておける。それに、今回はとても疲れているから。

-決勝を前に、どのように準備するか

大坂 4大大会の間は、本当に眠れない。とにかくまず寝ること。それにトライしないと。