カヤックシングル(K1)女子は多田羅英花(愛媛県競技力向上対策本部)が、約0・5秒差の競り合いを制した。

序盤から積極的にレースを引っ張り、最後は実力者の大村朱澄の追い上げをしのいだ。「後半に詰められていると感じ、力みが出てしまった。もったいなかった」。反省の弁が先に口をついたが、「勝ち切ることが出来て良かった」と安堵(あんど)した。

来年3月に延期された、東京五輪(オリンピック)予選を兼ねるアジア選手権出場が内定している。五輪切符獲得に向けて、「まずは自分のタイムを更新していきたい」。さらなる飛躍を誓った。