B1新潟アルビレックスBBはB2越谷アルファーズに75-89で敗れ、プレシーズンゲーム3連敗になった。前半で32-45と13点差をつけられ、第4クオーター(Q)途中に68-72と4点差まで追い上げたが反撃もここまでだった。その中で大卒ルーキーのPG納見悠仁(23=青山学院大)がチームの日本人選手最多の14得点。持ち味の攻撃力を披露した。新潟は今日13日も越谷と新潟市鳥屋野総合体育館で対戦する。

納見が大器の片りんを見せた。新潟が唯一リードを奪った第1Q、強引に中を割ってシュートを決めるなど6得点。第2Qの出だしには3点シュートを沈めた。2点シュートは6本中4本を決め、フリースローは3本すべて成功。2アシストにスチール2と球際の強さも見せた。

「ボールを持ったら積極的にいこうと思っていた。やりたかったプレーもできた」。攻め込みながら周囲を使い、自分も得点に絡む。前カードの秋田ノーザンハピネッツ戦(5、6日)では思うようにできなかった得意な形を出せた。

一方、チームは3連敗。プレシーズンとはいえ、下位カテゴリーのB2越谷に第2Q途中で連続15得点を許すなど簡単に攻められる時間帯があった。「守備、攻守の切り替えの部分を修正しないと。明日(13日)は勝利を届けたい」。2戦目、納見は“今季初勝利”を新潟のファンに送ることを誓った。【斎藤慎一郎】