今季の巻き返しを図る坂本花織(20=シスメックス)が、2季目のフリー「マトリックス」で好演技を披露した。

高さのあるフリップ-トーループの連続3回転、演技後半に組み込むダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループ-2回転トーループの3連続ジャンプなど、大きなミスなく着氷。試合の演目を披露するアイスショーで手応えをつかみ「後半までもつように前半をセーブしてしまったけれど、練習から集中したらノーミスでできることが最近多々あったので、練習の成果をしっかり出そうと思いました」と笑顔を見せた。

18年平昌五輪6位、同年全日本選手権優勝など大舞台で力を発揮してきたが、昨季は同選手権6位など悔しい結果が続いた。「フリーは自分の演技ができました。この調子でシーズン初戦を迎えたいと思います」。22年北京五輪へ、大事な位置づけとなるプレシーズンを実りあるものにする。