B1新潟アルビレックスBBはプレシーズンゲーム4連敗になった。B2越谷アルファーズとの2戦目は65-88。試合開始から連続12得点を許すなど終始後手に回り、カテゴリー下位の相手に完敗した。新潟は次戦、19、20日にB1千葉と新発田市カルチャーセンターで対戦する。

試合後、うなだれる新潟のメンバーをホームの観客の温かい拍手が包んだ。福田将吾監督(36)は「勝利を届けられず、申し訳ありません」と観客にあいさつし、厳しい表情で視線を落とした。

B2越谷に2連敗。前日12日は第1Qは23-15とリードしたが、この日は開始から4分ほどで0-12。第4Q途中には55-79とこの試合最大の24点差をつけられた。スコアで上回る場面は1度もなかった。「まだ走れていない」と福田監督。速攻から得点する場面もほとんど見られなかった。得点後にあっさりと失点するなど、攻守の切り替えの隙も改善できなかった。

それでも個々の意識は高まっている。ベンチスタートのSF大矢孝太朗(26)は約14分間の出場で7リバウンド、9得点。「控えのメンバーがスタメン以上にアグレッシブにいかないと」。結果につなげるため、よりチームが結束することを求めた。【斎藤慎一郎】