女子の上田藍(36=ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)が18位に入った。前週の世界選手権(ドイツ・ハンブルク)に女子日本勢で唯一出場した上田はスイムで大きく出遅れ、ランで追い上げたものの2時間11分8秒。優勝は世界選手権2位のフローラ・ダフィ(33=バミューダ諸島)で2時間5分17秒、世界選手権優勝のジョージア・テイラーブラウン(26=英国)が2位に入った。

男子の日本勢で唯一出場したニナー・ケンジ(27=NTT東日本・NTT西日本)は途中棄権。ビンセント・ルイス(31=フランス)が1時間52分14秒で世界選手権に続き2週連続優勝を果たした。

大会は新型コロナウイルス感染拡大後のW杯再開初戦。今季初めての「五輪距離」のレース(世界選手権はスプリントディスタンス)は、国際トライアスロン連合(ITU)のガイドラインに従って感染対策をとって行われた。

日本から渡欧している上田とニナーは帰国時の行動制限があるため、そのまま欧州に残ってトレーニングを続ける見込み。続くW杯のイタリア・アルツァケーナ大会(10月10日)にエントリーしている。