米バスケットボールNBAのシルバー・コミッショナーは22日、CNNテレビに出演し、来季の開幕時期について「早くても(2021年の)1月が良いだろう」と個人的見解を示した。

同コミッショナーは来季の目標として「通常通り82試合のレギュラーシーズンとプレーオフを行うこと」を挙げ、本拠地で観客を入れて開催する形式を望んだ。リーグは当初、12月1日の開幕を目指していたが、その後、12月下旬以降にずれこむ可能性が報じられていた。

来年1月以降の開幕となった場合、夏の東京五輪(オリンピック)までにシーズンを終えられない可能性が高くなる。同コミッショナーは、「場合によっては、NBAのトップ15選手が五輪に出場できない状況になるかもしれない。それでも、ほかの優れた米国人プレーヤーが参加できる」と、NBA下部組織のGリーグ選手や大学生による米代表チーム編成を示唆した。

日本代表の八村塁(ウィザーズ)や、2季連続MVPに選出されたギリシャ代表のヤニス・アデトクンボ(バックス)など、米国以外の代表選手については、「今後調整が必要となる部分になるだろう」と話すにとどめた。