9月25日、浅田真央さんが30歳の誕生日を迎えました。記念に特別な作品を製作したのは、アーティストの田村大さん(37)。似顔絵の世界大会で優勝した腕前で、現在はスポーツを主なテーマに世界中にファンを持ちます。20代最後の日となった24日、2人が対面し、直接作品が届けられました。

幼少期から「天才少女」と言われた少女時代、2度の五輪で多くの人に感動を与えた競技者時代、そして引退後も輝き続ける今日まで。ストーリーが詰まった記念作品です。

浅田さんの歩みです。

 

0歳 1990年(平2)9月25日正午すぎ、愛知県名古屋市で誕生

1歳 4つの幼児教室に通い、自然やパズルなどに夢中。英語にも触れる

2歳 姉舞さんがテレビ番組の仮装大会で獲得した韓国旅行で初海外

3歳 最初の習い事でクラシックバレエを習い始める

4歳 習い事が増える。ジャズダンス、英会話、器械体操なども

5歳 地元の星ケ丘のリンクで人生初滑り。スケート教室に通い始める

6歳 1997年(平9)2月16日、愛知県選手権で人生初試合。プログラムは「ダンボ」で5位

7歳 98年長野五輪をテレビで見て、リピンスキーを応援する。五輪を知る

8歳 日本連盟が行う夏の新人発掘合宿に参加。全国のトップレベルの選手と切磋琢磨(せっさたくま)

9歳 全日本ノービスB初出場。小5までのクラスで小3にして6位入賞

10歳 全日本ノービスB優勝で初の全国制覇。すでに数種類の3回転ジャンプを跳ぶ

11歳 新たに師事した山田満知子コーチの元でトリプルアクセルに挑戦し始め、02年夏に初成功

12歳 全日本選手権に特例で出場。フリーで3連続3回転などで7位。「天才少女」と呼ばれる

13歳 全日本ノービスA2連覇。練習は大好き、試合は緊張するので少し苦手

14歳 世界ジュニア初出場初優勝。ご褒美で念願の愛犬エアロを飼い始める

15歳 GP初参戦で席巻。ファイナルを制し年齢制限でトリノ五輪に出場できないことが話題に

16歳 アルトゥニアン・コーチに師事するため米国を拠点にする。全日本選手権初優勝

17歳 振り付け担当としてタラソワ・コーチと初タッグ。世界選手権で初優勝

18歳 コーチをタラソワ氏に。フリーでトリプルアクセル2回に成功。女子初の快挙

19歳 バンクーバー五輪2位。SP、フリーで計3度の3回転半(後にギネス記録)

20歳 佐藤信夫コーチの元で再スタート。ジャンプを基礎から見直す日々

21歳 GPシリーズで日本人最多の8勝目を記録。世界選手権2年連続6位。我慢の時期

22歳 出場した6戦で5勝。ジャンプの改造が進み、表現の幅も一層広くなる

23歳 ソチ五輪6位。SP16位で迎えた復活のフリーは全世界の感動を呼ぶ

24歳 1年間の休養。エアウィーヴのCMで舞妓(まいこ)姿や、TVでリポーターなどにも挑戦

25歳 現役続行宣言。「大人の滑りを見せたい」と再び世界舞台に

26歳 2017年4月12日に引退会見を開く。「笑顔で前に進んでいきたい」

27歳 応援してくれたファンへの感謝を伝える「サンクスツアー」開始

28歳 即位30年を祝う天皇、皇后両陛下主催の宮中茶会に参加。「平成を代表するアスリート」調査で3位

29歳 コロナ禍で華やかな塗り絵などに取り組む。8月にはツアー再開

30歳 2020年9月25日、30歳を迎える