日本ボクシング連盟の普及委員に就任する俳優・タレントの赤井英和氏(61)が25日、オンラインで会見を行った。

「ボクシングに恩返しができると思ってうれしく思いました。ボクシングをする人も増やしたい。興味を持ってもらい、たくさんの人に試合内容を見てもらえたらなと。感動を与えることができると思います」と所信表明。普及方法については今後日本連盟と話し合っていくが、「いろいろと考えていきたい。若い方や女性もいる。自分が思いつかないこともチャレンジしたい」と意欲をみせた。

アマチュア時代には浪速高で高校総体を制し、近大時代には80年モスクワ五輪の代表候補になった経歴を持つ。日本のボイコットによってプロへ転向した経緯を持ち、プロでは当時の日本記録となるデビュー戦から12連続KOを記録。「浪速のロッキー」として知られた。

1年延期された東京五輪を目指す選手には、「地元で五輪が開催されるのは日本の選手にとって有利であると思いますし、参加する選手にはメダルのチャンスもある。盛り上げてもらいたい」とエールを送った。

日本連盟は先月、女子の強化、普及委員としてお笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代氏(41)も起用している。2人での活動については「2人でどつき漫才とかしようかな」とニヤリ。「やりまっせ! どっちかいうたら、ボケのタイプやと思いますけど」と乗り気だった。