日本代表主将の高田真希(31)擁する昨季5位のデンソーが同10位の山梨QBに勝利し、今季2勝目を挙げた。

代表経験のある選手たちが躍動した。センターの高田はゴール下でのプレーだけでなく、時には司令塔として、落ち着いた動きでゲームを支配した。9シーズン在籍したシャンソン化粧品から今季移籍した本川紗奈生(28)は第1クオーター(Q)からエンジン全開。ボールを奪うと得意のドリブルで一気に相手ゴール付近まで持ち込み、ノールックパスを披露するなど、余裕のあるプレーを披露した。

さらに昨季リーグ4位の9・5リバウンド、同7位の14・06点をマークした赤穂ひまわり(22)も184センチの長身を生かし、ゴール下で躍動。「相手に絡んでいかないといけないところはしっかりできた」とドリブル、リバウンド、シュート、ブロックと多彩な動きを見せた。同じポジションの本川が加入したことに「高いレベルでいろんなことをするので、一緒に出て勉強になる」と話した。

開幕戦となった19日の三菱電機戦では、同点で迎えた第4Q残り1分から競り負け、昨季7位の格下相手にまさかの黒星スタートとなった。主将の稲井桃子(25)は「ディフェンスが悪かった」と1週間でしっかり修正。前半で25点差を付け、試合を優位に進めた。それでも「出だしはいい流れを作れたが、後半はダメだった。40分間徹底してやりたい」と次戦に向けて気を引き締めた。