F1第10戦ロシアGP決勝が行なわれ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが今季2勝目、通算9勝目を挙げた。

ポールポジションのルイス・ハミルトンはスタートで首位を守ったものの、スタート前のスタート練習を規定の場所で行なわなかったため10秒加算ペナルティを科され、上位追撃は断念。これでボッタスは余裕を持って後続を引き離し独走勝利を挙げた。長らく勝利から離れていたボッタスだがレース直後の無線では「僕のことを批判していたヤツら、見たか!」と言い放った。

「僕はミディアムタイヤでスタートしていたしチャンスは充分あると思っていた。前がクリアになってからのペースはすごく良かったし、そこにルイスがペナルティを受けたことで楽になったね。僕は諦めなかったし、チャンスを掴むことができた。久しぶりに勝てて良い気分だし、今後のレースでもこの勢いを維持していきたいね」

2位にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが入り、こちらも首位ボッタスを追いかけることは考えずハミルトンを抑えることだけを考えて2位確保のレースに徹した。アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトが8位、ピエール・ガスリーが9位、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが10位に入り、ホンダ勢は4台全車が入賞を果たした。(米家峰起通信員)