ラグビーボールを使った新しいゲームを小学校授業に取り入れてもらうため、「アザレア・セブン」チームディレクターで、元日本代表の小野沢宏時氏(42)が28日、静岡市の川原小を訪れ、4年生30人に指導した。15メートル×20メートルのグラウンドで、4隅にケンステップ(丸い輪)を2個ずつ置き、タグラグビーをベースに行う陣地取りゲーム。ボールを持った人がケンステップを踏むとトライになる。

「鬼ごっこ的に楽しんでもらい、チームワークやルールを守ることを考えさせるのが狙い」と小野沢氏。東京・町田市で研究された「オノタケ式ボールゲーム」を静岡市が独自バージョンにし、来年度の小学校研修会で発信する予定。ゲームを体験した仁藤翼さんは「4試合で10点ぐらい取れた」。海野ひまわりさんも「みんなでチームワークがとれて楽しかった」と、全員でつなぐプレーを満喫していた。