白血病からレース復帰した日大・池江璃花子(20=ルネサンス)が、決勝で25秒62を出し4位に入った。

予選は4組に登場して25秒87をマークした。同組3着、全体の6番目に入って決勝に進出した。レース前後にはプールに向かって一礼した。予選の出番を終えると最終5組の結果を大型スクリーンで確認。決勝進出が決まって関係者から祝福されると笑顔を見せた。

同種目の日本記録は池江が18年に記録した24秒21。

池江は、8月29日の東京都特別大会で1年7カ月ぶりのレースに出場した。同種目で26秒32をマークして、今大会の参加標準記録を突破。「第2の水泳人生の始まり」と涙していた。

闘病中に昨年大会を会場で応援して「絶対に来年は自分がインカレに出てやるという気持ちでこの1年間やってきた」と誓いを立てた。1年後に当面の目標としてきたスタート台に立って、日本学生選手権初出場を果たした。