好対照な2人が意気投合した。ラグビー日本代表の稲垣啓太(30=パナソニック・ワイルドナイツ)が1日、バレーボール男子代表の清水邦広(34=パナソニック・パンサーズ)とオンライン対談した。

清水は拠点先の大阪から終始、笑顔を絶やさない。一方、「笑わない男」の異名を持つ稲垣は群馬から参加。各競技の魅力やオフの過ごし方を話題に盛り上がり、最後には清水がよく行く大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ一緒に行く約束をした。

バレーボール選手だった両親の影響で、稲垣は幼い頃に競技経験があることを紹介。「おやじのスパイクが僕の顔面を捉えてブチ切れて、さらに手かげんされてブチ切れて」と多感な幼少期を披露。その後もバレーの試合があるとよく観ていたといい「テレビで観ていた清水選手と対談できるのはドキドキしています」と堅い表情とは裏腹な胸の内を明かした。

プライベートでVリーグの公式戦にも何度か足を運んだという稲垣に対し、清水は17日から始まるVリーグ1部新シーズンの試合で始球式をしてもらうことを依頼。稲垣は「肘がすりむけるくらいにトライしようかな」と冗談を言って笑わせた。

対談の最後には遊園地に1度しか訪れたことがないという稲垣のために、清水が大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ一緒に行こうと提案。身長193センチの清水と186センチの稲垣がインスタ映えスポットを闊歩(かっぽ)する様子を思い浮かべ、これには笑わない男も「熱いデートになりそう」とにやり。初対面とは思わせない2人の掛け合いが、ファンを楽しませた。【平山連】