バレーボール男子日本代表の石川祐希(24=ミラノ)が、今季2回目のMVPを受賞する活躍でリーグ開幕2連勝に貢献した。

アウェーで行われたモンツァ戦に先発出場し、3-1(25-22、21-25、25-19、25-20)で勝利を収めた。

両チームが共にロンバルディア州を拠点とすることから「ロンバルディアダービー」と呼ばれる注目度が高い一戦で、石川のスパイクがさえ渡った。チームトップの17得点をあげ、スパイク決定率は63%という高い数字を残した。イタリア杯予選ベローナ戦で獲得して以来、今季2回目のMVPを受賞した。

「(対戦相手の)モンツァは開幕戦に勝って、とても勢いに乗っているチーム」と警戒していたが、1セット目から両チーム点の取り合いに。拮抗(きっこう)した展開の中でしっかり勝ち切ることができたことに、石川は「僕らにとって非常に大きな勝利だったと思います」と喜んだ。

次節は7日(=日本時間8日)にホームで行われるヴィーボ・ヴァレンティア戦。今季加入のミラノで既に欠かせない存在となっている日本のエースは「10月は1週間に2試合というタフなスケジュールなので、コンディショニングと調整をしっかりして試合にベストで臨んでいきたいと思っています」と気持ちを引き締めている。【平山連】