ラグビーのトップリーグ(TL)神戸製鋼が5日、神戸市内で始動し、新主将に就任した元日本代表SH日和佐篤(33)が所信表明した。

サントリーから加入3季目でロックのフランクリンと共同主将に選出され、日本人の移籍加入選手では初の主将となる。16年10月20日に他界した平尾誠二さん、大畑大介氏らが務めた大役に「みんなに『あいつがやってるからやらなアカン』と思われるようにしたい」と決意を示した。

新型コロナウイルスの影響で20年シーズンは第6節で打ち切り。来年1月16日ヤマハ発動機戦(ノエスタ)で開幕する新シーズンは“2連覇”が懸かる。首脳陣から主将を託された心境は「何で俺やねん!」。それでも「男として成長したい」と快諾した。

この日も体力測定などで仲間を引っ張り「移籍した組という感覚はない」とキッパリ。ニュージーランド代表で活躍したFBスミス、SOクルーデンも今月中の来日を目指している。豪華布陣を愚直な男がまとめる。【松本航】