バレーボールVリーグ男子2部(V2、17日開幕)の道勢2チームが、24日に旭川市リアルター夢りんご体育館で開幕初戦を迎える。昨季2位も入れ替え戦が新型コロナウイルスの影響で中止となったヴォレアス北海道は、古田史郎主将(32)がV1昇格を目指す今季への思いを語った。

-いよいよ20-21シーズンが始まる

古田 毎シーズンすごく強い思いを持ってやっているけど、僕の中で今シーズンに懸けるものは今までと意味合いが違うものになっているのも事実。想像以上のものすごいシーズンになるのではないかな。

-コンディションは

古田 (コロナ自粛期間は)マスクを(水で)ぬらして呼吸しにくい状況で練習をしてみた。心拍数を上げ、基礎筋力をあげて体作りをしていた。家トレも充実していた。自分史上最高をお約束できると思う。

-日本代表でともにプレーした越川優(36)が加入

古田 よくランチや練習後に話している。シンプルに自分のプレーを追求するために相談させてもらう機会が多い。チームにとっても間違いなく大きい。ただその大きさだったり価値を、まだ存分に引き出せるだけの土俵がない選手たちが多いんじゃないかな。

-昨季はV1との入れ替え戦が中止になった

古田 バレー人生の集大成と位置付けていた。ただ誰が悪いわけでもなく、コロナが悪い。たくさんの方と歩んできて、今に至っている。これから先どういうドラマが作られるかはわからないけど、一生懸命もがきながらやっていることが何かしらのストーリーにはつながる。

-クラウドファンディングなどチームを支える動きがあった

古田 ファンの方々がアクションを起こしてくれたおかげで前向きに考えられた。飲食店でご飯を食べているときも「試合なくなっちゃったんだよね」とか、自宅のマンションでも「頑張ってくださいね。試合見に行きます」と声をかけてもらった。ファンの方々の声があったから、次に向けて取り組めている。

-今季も主将を務める

古田 今まで通り引っ張るとかは意識せずにとにかく先頭で走り続ける。全員が今のままじゃいけない、もっと良くならないといけない、という欲求は強くなってきている。

-目標は

古田 V1昇格しか見えないです。自分史上最高にこだわりますし、それぞれにもそういったものを求めて欲しい。【聞き手・浅水友輝】