第5戦が行われ、ヒートが激戦を制し、対戦成績を2勝3敗とした。

第4クオーター(Q)を残り3分を切って101-101の同点。そこから逆転に次ぐ逆転でどっちに転ぶか分からない展開を制した。1点リードで迎えた残り16秒、逆転を狙ったレーカーズのパスミスで残り1秒となり、勝利を確信したヒートのベンチが湧いた。

エースのバトラーが47分の出場で、35得点、12リバウンド、11アシストで勝利した第3戦に続くトリプルダブルを達成。「いつも通り、ボールをシェアして走る戦いを制した。運も味方したと思う」と興奮気味に語った。

48分間をわずか7人で戦い、6人が2ケタ得点。疲れもある中で、フリースローを22本中21本成功させ、ターンオーバーからの得点で相手を上回った。相手エースのジェームズには40得点を許し、何度も迫られた。第1Q中盤から守り続けたリードを、第4Q終盤で逆転されたが、流れを渡さず再逆転、3点差で逃げ切った。

負ければシーズン終了の崖っぷちで踏みとどまったが、劣勢であることは変わらない。バトラーは「この勝利が次につながるとは限らないので、もっと上達していかないといけない。我々は戦い続けるだけ。最後までみんなで戦いたい」と次戦勝利に意欲を見せた。