フィギュアスケートの東京選手権が10日、ダイドードリンコアイスアリーナで2日目を迎え、女子フリーで本田真凜(19=JAL)のアドリブ力が光った。

開始直後に演技を中断。「ほかの人の曲かと思ったら…私のエキシビやん」。提出CDを間違え、3月を最後に練習していないステファン・ランビエル氏の振り付け曲が流れた。本田武史コーチが控室へ走るも「女子更衣室は入れない…」。変更を諦め「ほぼ即興」で演じ、右肩脱臼のため封印宣言していた3回転ジャンプを3種4本、投入して乗り切った。真凜は「失格や~と思った」と最悪を覚悟も合計140・95点の7位。シニアデビュー戦で12位だった妹の望結(16=プリンスホテル)と11月の東日本選手権(山梨)へ進んだ。