2大会ぶりの花園を狙う深谷が14トライを奪って勝利し、準決勝に進出した。

自慢のバックス陣が快足を飛ばし、トライを量産した。後半開始直後にトライを決めたWTB牧野良明(2年)は「スピードという強みを生かすことだけを考えている」とハーフライン付近でボールを受け取ると、そのまま逆サイドまで相手ディフェンスを振り切りながら、ゴールラインまで走りきった。NO8須藤智樹主将も「自分たちは外側からの攻撃が強み。ワイドに展開するのは狙い通りだった」と納得の表情を見せた。

新人戦以来、約9カ月ぶりの実戦だったが、大きなケガもなく、初戦を突破した。次戦は昨年の王者、県立浦和と対戦する。山田久郎監督は「相手のミスを誘うディフェンスを仕掛ける。自分たちはチャレンジャーであり続けよう、と言ってきた。王座奪還しか考えていない」と大一番へ力強く意気込みを語った。