関東大学アメリカンフットボールで、3年ぶりに1部上位リーグ「TOP8」に復帰した日大が開幕戦を飾った。

11日に東京・調布市のアミノバイタルフィールドで法大と対戦。接戦となったが44-34で突き放し、宿敵からは5年ぶりの勝利で、王座奪回への弾みをつけた。

18年5月、関西学院大との定期戦で危険なタックルをして公式試合の出場停止処分を受けた。昨秋に1部下位リーグから再出発し、やっと戻ったトップの舞台。先制を許し、終盤も一時は2点差に迫られた。苦しい展開にも橋詰監督は「ここまでこられたことに感謝したい。この3年間で秘めたものを少しは表現できた」と話した。

QB林大希は「うれしかった。いろんな苦労を乗り越えた自信があった」と、接戦にも動じずに4TDパスを決めた。1年時に日本一に導いたエース。難敵撃破にも「次は中大。一戦必勝で結果日本一に」と控えめだった。