バレーボール日本代表の石川祐希(24=ミラノ)がアウェーで行われたモデナ戦に先発出場し、3-1(26-24、25-19、20-25、26-24)の勝利に貢献した。ミラノは3勝1敗とし、単独3位になった。石川は今シーズン最多の22得点をあげ、MVPを獲得した。

ミラノは前節(ヴォーボ・ヴァレンティア戦)で見せたミスやチームワークの乱れを修正した。23得点したパトリーと共に、22得点した石川は大きな得点源になった。攻守に活躍を見せてMVPに選ばれたが「今日のMVPは僕の中ではパトリーだと思っているので」と同僚を活躍をたたえた。

イタリア・セリエAでは、歴史的に常に優勝争いに名を連ねるルーベ(・チヴィタノーヴァ)、モデナ、ペルージャ、トレンティーノ4クラブとの試合を「ビッグ・マッチ」と呼ぶ。ミラノはこれまで強豪モデナに2勝15敗と大きく負け越し、過去の勝利は全てホーム試合だった。

今回アウェーの地で初めて勝利をつかんだことに、石川の喜びも大きい。「『モデナ』というチームに勝つことができたことも大きな勝利だと思うので今日は非常に良かった」と振り返った。

次戦は14日(日本時間15日)にホームで行われるラヴェンナ戦。石川は「しっかり勝ち切るために準備していきたいと思いますし、満足することなく、さらにさらに上を目指していきたいと思います」と気を引き締めた。

【平山連】