全日本柔道連盟は16日、延期となった全日本選抜体重別選手権を兼ねた講道館杯体重別選手権(10月31日~11月1日、千葉ポートアリーナ)の出場選手を発表した。

男子73キロ級で海老沼匡(30=パーク24)、同100キロ級で羽賀龍之介(29=旭化成)、同100キロ超級で影浦心(24=日本中央競馬会)、女子48キロ級で角田夏実(28)、同52キロ級で志々目愛(26=ともに了徳寺大職)らが出場する。

今大会は、新型コロナウイルス感染防止のため無観客で開催される。出場選手は例年の半数となる237人で大会規模も縮小する。コロナ禍以降、初めて実施される国内大会で運営面にも注目が集まる。

この日、オンライン取材に応じた男子代表の井上康生監督(42)は「(大会を開催することで)安全に柔道がスタートできることを証明できたら良い。選手は練習環境の差があるかもしれないが、その中でやってきたことを存分に発揮してもらいたい」と話した。