日本スケート連盟が16日、全日本選手権(12月、長野)の予選会通過者数を発表し、アイスダンスの村元哉中(27)、高橋大輔(34=ともに関大KFSC)組が西日本選手権(10月、京都)を免除された。

理由について同連盟は、「例年、免除は国際競技会前後1週であるが、海外を拠点としてトレーニングを行っている対象選手に対しては、現在、渡航前後の海外と日本の隔離・待機期間がどちらも緩和されていないため、渡航時の新型コロナウイルス感染のリスクを最小限にすることや、隔離・待機期間を最短にする目的で上記対象競技会について免除している」と記した。

2人は現在、米国フロリダを拠点に練習しており、対象となった。この決定により、今季からアイスダンスに転向した高橋のデビュー戦は、グランプリ(GP)シリーズのNHK杯(11月、大阪)となる。

他の免除選手は、東日本選手権(11月、山梨)がスイス拠点でGPシリーズのフランス杯に出場する島田高志郎(19=木下グループ)、カナダ拠点で14日に中止が決まったスケートカナダへの出場を予定していたペアの三浦璃来(18)、木原龍一(28=ともに木下グループ)組、カナダ拠点でNHK杯に出場するアイスダンスの深瀬理香子(23=大東大)、張睿中(22=カナダ)組となった。