「カツオ」こと松元克央(23=セントラルスポーツ)が、日本新記録の1分42秒10で優勝した。前半を49秒44で折り返して、フィニッシュ。昨年大会で自身が樹立した日本記録を0秒31上回った。

本名は「かつひろ」だが、愛称はカツオ。コロナ禍で実戦が少ない中での日本新をたたき出した。「記録の面で日本新が出たのは強くなっている証拠。しっかり強化できたと自信が持てる」とにっこり笑った。

今大会後は高額賞金大会の国際リーグ(ISL)に「東京フロッグキングス」(北島康介GM)の一員として初参戦する。世界トップ選手が集まる国際大会に向けて「ISLで悔しい思いもすると思うので、それをバネに(冬を)乗り越えられたらいいなと思う」。競泳ニッポンのカツオは「まだまだ続く、ということで、『これからカツオ』ですね」と意欲を燃やした。